少し前になりますが
連休明けの上海出張の時に、開催したばかりの万博に寄ってきました。
以下簡単な報告ですが、その前に、
まず大前提として、上海万博は、中国国民に向けられたものなので、
日本人含めて海外から、このためだけに観光で見に行くものでもないとは思っています。
(上海市内の観光を兼ねてだったら、いいとは思いますが)
展示内容もベースは中国語、おまけで英語という感じで、日本語での
説明等はほとんどありません。
ただ私が見たかったのは、1つ1つのパビリオンというよりは、
これから巨大なマーケットになると言われている、中国の方々が、どういった
パビリオンに興味をもっているのか。
また、このマーケットに対して、各国と、各企業が、どういう打ち出しをしていっ
ているのか。
そういった点でした。
今後の中国経済が次のステージに入る、大きな節目になることは間違いないので
それを自分の目で見たかったというのが、今回このタイミングで行った理由です。
■チケット
今回急遽行くことになったので、チケットは現地と国内と両方で手配したんですが
JTBのホームページから申し込んで、1週間で到着。
ただ、特別日に設定された日(5/1~5/3、10/1~10/7、10/25~10/31)に入るには、
専用のチケットが必要で、これはやはり手に入りにくいようです。
■混雑具合
ちょうど連休中に、開幕して行列で大混乱、というニュースが日本でも流れており、
さすがに混雑している中を行くのは避けたかったので
同行の方と現地アテンドの方に無理を言って、平日にしていただきました。
これが功を奏したのか、拍子抜けするほど入り口では並ぶこともなく。
会場内も、どちらかというとガラガラ。
トイレも並ばず。食事も並ばず。
混んでるパビリオンは2時間待ちとかになっていますが、多くのパビリオンは
待ち時間無しで簡単に入れました。
■セキュリティチェック
会場の入り口のセキュリティチェックは空港並み。
ペットボトルは持ち込めず、パソコンがあればチェックされます。
■会場内は広い
広さは愛知万博の2倍。
川を挟んで、主に企業パビリオンのある浦西側と浦東側にわかれます。
今回のコースは、午前中に浦西側から入り、食事した後に、浦東側に移動、
再度に浦西側に戻って、という感じでした。
館内の移動は、電気バス(無料)、
地下鉄。
乗ってないのですが船など。ここまでが無料。
あと、これは後から知ったので利用できなかったんですが、
10元でのれるパビリオンとパビリオンを結ぶカートなどあったようです。
たぶんこれ…。
ただ基本は歩いてる距離がほとんどなので、スニーカーは必須。
#今回忘れたので大変なことに。。
■日本産業館
浦西側にある、日本の企業が集まったブース。
だいたい30分待ちで、浦西側では1番人気があったように思います。
■日本館
今回中には入らなかったのですが、日本間は2時間半待ち。
他のパビリオンと比較しても、非常に人気が高かったです。
こういうのは純粋に、日本人としては嬉しい。
■中国館
とにかく大きい。
これも入らなかったのですが、中国館は、万博終了後も残るようなので
(あとからの情報によると半年間)
あわてて見る必要はないとのこと。
■ボランティア
館内にはあちこちにボランティアの方がたっており、道案内をしていました。
英語もしゃべれて、日本語しゃべれる方も少しいます。
数百倍の倍率で選ばれた方々とのことです。
■行列
一部のパビリオンでは並ばないといけないんですが
行列は、ほぼほぼ綺麗に並んでます。
時々その中を抜かしていく人もいますが、気にするほどでもないです。
バスの行列では、お年寄りを優先して乗車できるように、係の人が誘導するなど
主催者側の努力も感じました。
■その他
以下写真だけ並べておきます。
最初に書いたように、観光目的でいっても、正直あまり見るところはないと思うんですが
この国とビジネスで携わる方は、機会があれば是非、
立ち寄って頂くだけでも、色々と新しい発見があるのではないかと思います。